みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をポルトガル語でお伝えしています。今回が第102回です。
今回は台風による洪水などの場合の避難所についてお話します。
大雨、洪水や土砂災害に対する日常生活の備えについては、今年の6月のこの放送でお話しました。
ポイントは、以下でした。
(1)防災マップで、自宅の災害リスクや避難場所を確認しておくこと。「マイタイムライン」というメモの書き方も知っておくこと。いつも使っている薬、自分のことを連絡してほしい連絡先などを、救急隊、医療機関、市役所・町役場の人に渡すものです。
(2)伊勢崎市や太田市などでは、「災害時外国人支援ボランティア」や「災害時言語ボランティア」を募集しています。日本語のできる外国人も参加できます。また、外国人向けの防災訓練もあるので、これらの活動に積極的に参加しましょう。
今回は、実際に洪水などが発生して自宅から避難しなければならない場合について、お話します。避難する場所として、自治体が開設するのが避難所です。自宅の近くのどこに避難所があるかは、自治体のホームページに掲載されています。多くは近くの学校です。
伊勢崎市のホームページには、外国人向けのページがあります。
https://www.city.isesaki.lg.jp/for_foreigners/index.html
そこに防災に関することも記載されています。そのページの右の下に、表示する言語を選べるマークがあります。小さいマークですが、見つけられます。
避難所で、外国人が困ることが多いのが、掲示が日本語でわからない、文化の違い、例えばイスラム教など宗教上の理由で食べものに制限がある場合、食べられるもの(ハラル認定の食品)がない、などです。
ふだんから、良い関係の日本人の知り合いを作っておくことや、日本語のできる外国人と関係を作っておくことが、大事です。災害時に、わからないことを聞くことができます。また、日本語の掲示については、スマホをかざすと自動翻訳する機能の活用も役に立ちます。スマホについては電池切れに対応するために、自分の自動車のバッテリーから充電できるように、スマホにつなげるコードを買っておくと役に立ちます。
また、食品については、ハラル認証のされている保存期間の長い食品を準備しておくことが大事です。保存期間が近づいてきたら、それらを食べて、新しいものと入れ替えることを定期的にしておくと、いつ起きるかわからない災害への対応になります。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
先ほど話した6月の放送の内容の文章も、そこで見ることができます。
来月の放送予定は10月18日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。