みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第100回です。
今回は、子どもの夏休みの生活の注意についてお話します。
ブラジルの子どもたちの夏休みは12月中旬から1月末までの1カ月半くらい、ペルーでは12月中旬から2月末までの2カ月半くらいですね。日本と違って、いずれも学年の勉強が終わっているので、宿題がありません。日本の小中学校の夏休みは、まだ学年の勉強の途中なので、宿題が多く出ます。このように、夏休みの過ごし方が、国によって違います。子どもたちが、日本の夏休みで注意した方がよいことのうちいくつかをお話します。
(1) 体調に気をつけましょう… 日本人の子どもでも外国人の子どもでも、夏休みの前までは、決まった時間に学校に行き、決まった時間に帰宅するという生活のリズムがあります。夏休みになると、いつもとは違う生活リズムになるので、注意が必要です。
学校に行かなくてよいので次第に夜寝る時間が遅くなったり、毎日ゲームをする時間が長くなったりしがちです。不規則な生活や睡眠不足、三食きちんと食べない、運動しないという生活が続くと、体がだるい、食欲がわかないという体調不良になりやすいです。それは前向きに物事に取り組む意欲の低下につながり、夏休み明けの学校に行く気持ちの低下にもなりかねません。
(2) インターネットの危険に注意しましょう… インターネットでは簡単にSNSやゲームサイトで新しいコミュニティサイトにつながります。そこで知り合った人から嫌がらせを受けたり、性犯罪に巻き込まれたりするケースが増えています。スマホについて保護者ができる対策は、有害情報へのアクセスを制限する「フィルタリング」の利用があります。18才未満の子どもがスマホを使う場合、スマホ会社は「フィルタリング」サービスをしています。 また、スマホのアクセス履歴の把握や利用時間の管理などをする「ぺアレンタルコントロール」のサービスもあります。
(3) 水遊びの危険に注意しましょう… 川で遊ぶときは次のことに注意しましょう。①ライフジャケットを着用する、②必ず大人と一緒に遊ぶ、③川は急に深くなる場所や流れの速い場所がある、④川は上流に降った雨で急に増水することがあるのっで、気象情報をこまめに確認しましょう。
(4) 子どもとのコミュニケーションをよくとるようにして、子どもの変化に早い段階で気づくようにしましょう。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は8月23日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。