みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第94回です。
今回は、地震が起きた時にどう行動するかについてと、地震に対する備えについてお話します。
この1月1日に日本の能登半島で大規模な地震が起き、多くの家屋の倒壊や火災、道路の陥没、土砂崩れ、そして津波による大きな被害も起きました。多くの人々が冬の厳しい寒さや雪に加え、断水、停電などで大変に厳しい避難生活をしています。
ペルーも日本と同じように大きな地震が繰り返し起きている国です。一方、ブラジルは安定した地盤の上にあるので大きな地震が起きていない国です。
日本は地震が多い国ですので、皆さんが住んでいる地域で大きな地震が起きた場合、どう行動するかについて、まずお話します。
家にいて地震が起きたら、(1)テーブルや机、ベッドやふとんの下などに入って上から落ちてくる物から身を守ったり、倒れてくる家具などに注意しましょう。(2)コンロの火を消し、ガスの元栓を閉めましょう。ただし、無理に消そうとせず揺れがおさまるのを待ちましょう。(3)ドアや窓を開けて、逃げ道を確保しましょう。
学校にいて地震が起きたら、(1)教室では、机の下に入り、身を守りましょう。(2)階段では、その場にしゃがんで手すりにつかまるなどして、揺れがおさまるのを待ちましょう。
外にいる時は、お店の中では、店員の指示にしたがって落ち着いて行動しましょう。住宅のある道では、ブロック塀や自動販売機、電柱など倒れそうなものから離れて、かばんなどで頭を守りましょう。海や川の近くにいる時は津波が来るかもしれないので、その場から離れ高い場所に移動しましょう。エレベーターの中では、全ての階のボタンを押して、とまった階ですぐ降ります。停電でドアが開かない時は、緊急連絡ボタンを押して指示を聞きましょう。電車やバスの中では、手すりやつり革にしっかりつかまり、運転士の指示にしたがいましょう。自動車を運転中の場合は、あわてて急ハンドルや急ブレーキをかけずにゆるやかに速度を落とし、ハザードランプを点灯してまわりの車に注意を促し、道路の左側に停車します。
次に、ふだんの生活での地震への備えとしては、群馬県や自治体が開催する防災訓練に積極的に参加する、自治体のハザードマップで危険な場所や避難場所を知っておく、家の中の家具を金具などで固定するなどの転倒防止をしておく、食料や飲料、貴重品、薬、携帯トイレなど入れた防災リュックを準備しておくなど、日ごろから備えをしておきましょう。また、家族で地震など自然災害について話し合いをしておくことも大事です。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は2月22日(木)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。