みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第104回です。
今回は、感染が増え始めたインフルエンザと学校の出席停止期間についてお話します。
11月8日に厚生労働省はインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。全国でインフルエンザの感染が増えてきています。群馬県でも感染が毎週増加し、小中学校で学級閉鎖も出てきました。これからインフルエンザが流行しやすい冬に入るので、特に注意が必要です。
インフルエンザの症状は、突然の発熱と、咳、のどの痛み、頭痛、筋肉痛などです。ふつうの「かぜ」と違い、熱が下がっても咳が続き、完全に回復するのに1週間以上かかることもあります。症状があれば早めに病院で診てもらいましょう。
65才以上の人には 予防接種がおこなわれています。自治体から接種券が届いています。また、慢性の呼吸器の病気、慢性の心臓や腎臓、肝臓の病気など基礎疾患のある人、小さい子ども、妊娠中の人は特に注意が必要です。症状が急に悪化することもあります。
また、インフルエンザのウイルスは非常に感染力が強いので、学校や家庭、職場で人にうつさないように、学校を休む期間があります。職場を休む期間は会社によってルールがある場合がありますが、学校を休む期間が参考になります。
具体的には以下のようになっています。
幼稚園児・保育園児の出席停止期間は、発熱後5日間が経過していることと、平熱に戻ってから3日が経過しているという二つの合計の期間になります。発熱も平熱に戻るのも最初の日をゼロ日として翌日からカウントします。例えば、発熱が3日間続いて、平熱にもどってから3日間経つ場合、出席できるのは8日目からです。
また、小学校、中学校、高校、大学の場合は、発熱後5日間と平熱に戻ってから2日間で、幼稚園・保育園より1日短いです。
出席停止については、具体的な期間は幼稚園や学校に確認しましょう。
感染を予防するには、新型コロナと同じように、、①手指を石けんと流水で良く洗うこと、②咳の症状がある人は、他の人に感染させないようにマスクを付けましょう。もしマスクをしていない時は、ティッシュペーパーや服の袖で口と鼻をおさえましょう。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は12月27日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。