みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第103回です。
今回は、感染が増えているマイコプラズマ肺炎についてお話します。
全国でマイコプラズマ肺炎が、この20年くらいで今年は最多の感染数になっています。群馬県でも、感染が増えています。
マイコプラズマ肺炎は細菌による感染症で、子どもが感染することが多いです。若い成人がかかることもあります。中には肺炎が重症化して入院するケースもありますので、特に14才以下の子どもは注意が必要です。秋から冬にかけて流行するので、気をつけましょう。
感染してからの潜伏期間が2~3週間と長く、発熱・頭痛・全身のだるさなどの症状が出ます。その後数日遅れて咳が3~4週間続きます。
かぜとの違いは、鼻水、鼻づまりといった鼻の症状が少ないことです、痰の出ないかわいた咳も特徴です。初期の症状はかぜに似ていますが、痰の出ないかわいた咳が長引くときはマイコプラズマ肺炎を疑い、早めに病院に行きましょう。
マイコプラズマ肺炎は、発症した人の咳の飛沫を吸い込んだり、飛沫のついた手で鼻や口をさわったりすることで感染します。家庭や学校、職場などで感染が起きますが、特に家庭内で感染することが多く、接触する機会の多い幼い子どもと親が共に感染するケースがよく起きます。
感染を予防するには、新型コロナと同じように、、①手指を石けんと流水で良く洗うこと、②咳の症状がある人は、他の人に感染させないようにマスクを付けましょう。もしマスクをしていない時は、ティッシュペーパーや服の袖で口と鼻をおさえましょう。
これから冬に向かいますが、冬は窓を閉めて過ごす時間が長く、換気が不十分になるため、特に注意しましょう。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は11月22日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。