みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第87回です。
今回は、大雨、水害や土砂災害に対する日常生活での備えについてお話します。
ブラジルでは過去に大雨の後に大規模な土砂災害の発生があり、ペルーでは地震や津波が多く発生しています。日本は、地震、水害、大雨による土砂災害の多い国ですが、毎年5月から10月くらいは、特に台風による洪水、大雨による土砂災害など気象災害が発生しやすい時期です。
災害から身を守るには日常生活で備えをすること、災害の恐れがある場合には防災情報を知って迅速に避難することが大切です。準備をきちんとして、早めの行動をとるようにしましょう。
日常生活では次のことをして備えをしましょう。
(1) 防災マップで、自宅の災害リスクや避難場所を確認しましょう。
例えば、伊勢崎市のホームページにはポルトガル語、スペイン語、英語、ベトナム語で防災マップが掲載されています。
(2) 災害時の避難場所や避難ルート、お互いの連絡手段などを、家族で確認しましょう。
(3) 次のような非常用持ち出し品を準備しましょう。
食料品… 水、缶詰、かんぱん、レトルト食品などを最低3日分。理想は1週間分。
生活用品… 衣類、洗面用具、雨具、トイレットペーパー。
救急用品… ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬、マスク。
非常用持ち出し品… 懐中電灯、電池、携帯充電器、貴重品
なお、これらが携帯できる形で主なものが入っている「非常用持ち出し袋」や「防災セット」をホームセンターやインターネットで買っておくのも役立つ備えです。
災害時の避難や災害準備などでサポートしてくれる「災害時通訳ボランティア」の養成講座を群馬県は開催しています。また、伊勢崎市や太田市など自治体では「災害時外国人支援ボランティア」や「災害時言語ボランティア」を募集しています。日本語のできる外国人も参加できます。さらに、外国人向けの防災訓練もありますので、これらの活動に積極的に参加しましょう。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は7月28日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。