みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第84回です。
今回は、新型コロナウイルスについて、群馬県が警戒レベル1になっていること、また、マスク着用やワクチン接種についてお話します。
新型コロナウイルスについて、ブラジルやペルーでは感染者数の減少傾向が続いています。ブラジルではマスク着用義務撤廃の都市が増えていますが、ブラジルへの入国時のワクチン接種証明提示は継続しています。また、ぺルーでは、マスク着用義務は撤廃していますが、一方で、新型コロナの医薬品提供などのサービスの迅速化を行う全国衛生緊急事態宣言は5月25日まで延長を決めています。このように多くの国では行動制限を緩和する一方で警戒は続けている状況です。
日本や群馬県の感染状況も減少傾向が続いていますが、高齢者や基礎疾患のある人は特に警戒が必要です。群馬県の新型コロナ警戒レベルは3月4日からレベル1になりましたが、必要な時はマスクをするなどの注意は続けましょう。日本政府は、3月13日からはマスク着用は個人の判断にゆだねるという方針を出しています。ただし、次のケースではマスク着用を推奨しています。病院で受診する場合、病院や高齢者施設を訪問する場合、そして通勤ラッシュ時などの電車・バスに乗る場合です。このほか、重症化リスクの高い人が混雑した場所に行くときはマスク着用が効果的です。大事なことは、マスク着用は今でも効果のある大事な感染対策だということです。効果がない、必要がないから着用しなくてよいということではありません。自分を感染から守り、他の人を感染させないために必要な場合はマスクを着用しましょう。
また、群馬県では、発熱などの症状のない人で感染に不安を感じる人が、薬局で無料で検査を受けられる期間を3月31日まで延長しました。PCR検査または抗原定性検査を受けられます。
ワクチン接種は3月31日まで無料です。その後のスケジュールについて日本政府は方針を決めました。高齢者、基礎疾患のある人、医療従事者、看護従事者には、5月8日から次のワクチン接種を始めます。2024年3月まで無料です。重症化リスクの高くない人には9月から接種を始めますが、こちらは今後のウイルスの状況を見て具体的な内容を決める予定です。
新型コロナウイルスにかかっているか心配になった場合、027-212-0010へ電話をしてください。1日24時間、365日の対応をしています。ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語など、19の言語に対応しています。また、新型コロナウイルのスワクチンについてわからない場合は、0570-783-910に電話してください。これも1日24時間、365日の対応です。コロナ以外についてもいろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は4月28日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。