みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をポルトガル語でお伝えしています。今回が第83回です。
今回は、新型コロナウイルスについて、マスク着用が3月13日から個人の判断になることについてお話します。
新型コロナウイルスについて、ブラジルやペルーでは感染者数の減少傾向が続いています。米国も減少傾向ですが、新たにオミクロン株の一つのXBB.1.5 の比率が70%を超えて、ウイルスの置き換わりが進んでいます。
日本や群馬県の感染状況も減少傾向が続いていますが、重症者や死亡者の割合が高く、高齢者や基礎疾患のある人は特に警戒が必要です。群馬県の新型コロナ警戒レベルは2月24日までレベル2が継続になっていますし、その後も警戒を続けてください。
人と近くで話すときはマスクを着用し、ホームパーティや大人数で食事をしたりお酒を飲む場合などは、大声で話さない、話すときはマスクを着用する、人と人の距離を空ける、などをして感染に注意をしましょう。また、高齢者や基礎疾患のある人は感染に特に注意が必要です。
ワクチン接種がとても大事な対策になります。オミクロン株対応ワクチンを早めに接種しましょう。2回目接種を終えた人、3回目接種を終えた人、4回目接種を終えた人で、それぞれ接種から3か月が過ぎた人が対象です。ワクチン接種は3月31日まで無料です。
一方、日本政府は、マスク着用について3月13日からは個人の判断にゆだねる方針を決定しました。ただし、次のケースではマスク着用を推奨しています。病院で受診する場合、病院や高齢者施設を訪問する場合、そして通勤ラッシュ時などの電車・バスに乗る場合です。このほか、重症化リスクの高い人が混雑した場所に行くときはマスク着用が効果的です。また、症状がある人や感染している本人、同居する家族に感染者がいる人は、外出を控え、通院などでやむをえず外出する場合は、人混みを避けマスクを着用することを求めています。
重症化リスクの高い人が多くいる病院や高齢者施設などで仕事している人は、仕事中のマスクの着用が推奨されます。
このほか、企業については、その事業内容によっては利用者や従業員に対してマスクの着用を求めても良いとされています。
以上のように3月13日からのマスク着用について政府の方針が出ましたが、大事なことは、マスク着用は今でも効果のある大事な感染対策だということです。効果がない、必要がないから着用しなくてよいということではありません。自分を感染から守り、他の人を感染させないために必要な場合はマスクを着用しましょう。
新型コロナウイルスにかかっているか心配になった場合、027-212-0010へ電話をしてください。1日24時間、365日の対応をしています。ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語など、19の言語に対応しています。また、新型コロナウイルのスワクチンについてわからない場合は、0570-783-910に電話してください。これも1日24時間、365日の対応です。コロナ以外についてもいろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は3月17日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。