みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第93回です。
今回は、インフルエンザやプール熱などの流行についてお話します。
全国でインフルエンザの感染の増加が続いており、群馬県でも増加し感染に対する警報が出ています。学校での学級閉鎖も増え続けています。
予防には、手洗いやうがいをすること、そして、咳をする時はマスクやティッシュ、ハンカチ、服の袖を使って口や鼻を押さえることが有効です。基礎疾患、小さいお子さん、高齢者は、特に体調管理に気をつけましょう。65才以上の人には、インフルエンザ予防接種がおこなわれています。自治体から予防接種の接種券が届いています。料金は自治体によって違いがありますが、例えば伊勢崎市では1,000円です。
また、プール熱と呼ばれる咽頭結膜炎も全国で流行が広がっており、群馬県でも一部の地域で感染に対する警報が出ています。この病気は、アデノウイルスが原因で、38度から40度の高熱、のどの痛みや咳が出ます。また、目が赤く充血し、痛みが出ます。プールで感染することがあるのでプール熱とも呼ばれます。症状が出たら病院、特に眼に症状がある場合は眼科を受診しましょう。
予防の注意としては、コロナウイルスと違ってアルコールが効きにくいので、手や指はせっけんと流水でよく洗い、うがいをしましょう。また、タオルの共用から感染が広がるので、家庭ではタオルの共用はしないようにしましょう。
もう一つ全国で増え、群馬県の一部地域でも感染について警報が出ているのが、A群溶血性連鎖球菌咽頭炎です。これは特に4才から9才の子どもに最も多く発生します。38度以上の発熱、のどの痛み、吐き気などです。冬に増えることの多い病気です。予防には、手洗いとうがいが有効です。発熱やのどの痛みが出たら、早めに病院で受診しましょう。
新型コロナについても、以前より感染者数は少ないですが、感染は続いています。
以上の感染症の予防には、これまで話したように共通したことも多いです。冬に感染がさらに増えるので、予防をきちんとするようにしましょう。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は1月26日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。