みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第78回です。
今回は、新型コロナウイルスの第7波の感染の中で、軽症者や中等症者、子ども、高齢者について注意することについてお話します。
新型コロナウイルスについて、オミクロン株のうちBA.5という変異ウイルスによる感染が主流で第7波が日本でも起き、7月、8月に感染者が急増しました。9月に入って次第に感染者は減少の傾向にありますが、第6波に比べるとまだ多い状況です。南米でもペルーでは、新型コロナ緊急事態宣言が9月末まで延長されました。
日本の第7波では、感染者が次第に減少傾向にある一方、死亡者は引き続き多い状態が続いています。特徴としては、コロナによる肺炎が重症化して亡くなるケースが多かった第5波までとは傾向が変化しています。肺炎ではなく、感染をきっかけに基礎疾患や全身状態が悪化して亡くなる高齢の患者が多いのです。患者の状態も、軽症と中等症の患者が多いという特徴があります。
また、子どもは感染しても軽症が多いのですが、第6波、第7波では、基礎疾患がなくても子どもが重症化したり死亡するケースが増えています。日本集中治療医学会の調査では、220人の20歳未満の中等症・重症患者の68%は基礎疾患のない人でした。また、220人のうち小学生以下が90%でした。
このような状況で感染対策には、ワクチン接種と、マスク着用や3密を避けるなどの基本的な行動が大変重要です。ワクチン接種は9月30日まで費用は無料で実施しています。12才以上の人で3回目を接種していない人はできるだけ早く接種を受けてください。5才から11才の子供も接種を受けられます。接種については病院と相談してください。また、3回目接種から5か月以上経過した60才以上の人と18才以上60才未満で基礎疾患のある人などに4回目接種が行われています。
60才以上の人で5か月以上経過した人には順次市役所や町役場から接種券が発送されています。18才以上60才未満で基礎疾患のある人は申請すれば接種券が発行されます。
新型コロナウイルスにかかっているか心配になった場合、027-212-0010へ電話をしてください。1日24時間、365日の対応をしています。ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語など、19の言語に対応しています。また、新型コロナウイルのスワクチンについてわからない場合は、0570-783-910に電話してください。これも1日24時間、365日の対応です。コロナ以外についてもいろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は10月28日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。