みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をポルトガル語でお伝えしています。今回が第75回です。
今回は、新型コロナウイルスの4回目のワクチン接種と、マスク着用についての政府の新しい方針についてお話します。
新型コロナウイルスについて、オミクロン株感染の第6波は日本全体でも群馬県でもピークは過ぎて感染が減少しつつありますが、感染減少のスピードは今までの波よりもかなり緩慢な状態になっています。また、オミクロン株の派生型BA.2が感染の主流になっています。BA.2は従来のオミクロン株よりもさらに感染力が強いタイプです。
また、新規感染者は、20代、30代の若い世代が中心になっています。若い世代は3回目のワクチン接種を受けようとしない人が多く、懸念されています。若い世代は感染しても無症状か軽症が多い傾向があり、本人が気づかないまま家族や他の人に感染させてしまう可能性があります。また、後遺症が出ると全身のだるさや嗅覚・味覚の障害が続き、日常生活や仕事に支障が出ます。3回目のワクチン接種が重要な感染対策であり、3回目をできるだけ早く接種をするようにしてください。
群馬県に2か所ある県営ワクチン接種センターは6月25日(土)で終了になります。利用する人は早めに接種をしてください。
一方で、高齢者や基礎疾患のある人など重症化リスクの高い人向けに4回目のワクチン接種が始まりました。ワクチンの重症化予防効果は、接種後次第に低下しますので、3回目接種から5か月以上経過した60才以上の人と18才以上60才未満で基礎疾患のある人などに4回目接種を行います。費用は無料です。
60才以上の人で5か月以上経過した人に順次市役所や町役場から接種券が発送されています。18才以上60才未満で基礎疾患のある人は申請すれば接種券が発行されます。
マスク着用については、現在の感染状況を基に、政府から新たな方針が5月25日に出ました。ほとんどの場合、今までのように着用が必要ですが、これから暑い季節に入ることから、例えば、2メートル以上の距離が確保できて会話をほとんど行わない場合は、屋内でも屋外でもマスクは着用しなくても良いという方針です。詳しい内容は県や市役所などの情報を確認してください。
新型コロナウイルスにかかっているか心配になった場合、027-212-0010へ電話をしてください。1日24時間、365日の対応をしています。ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語など、19の言語に対応しています。また、新型コロナウイルのスワクチンについてわからない場合は、0570-783-910に電話してください。これも1日24時間、365日の対応です。コロナ以外についてもいろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は7月15日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。