みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をスペイン語でお伝えしています。今回が第73回です。
今回は、新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型BA.2についてと、3回目のワクチン接種、そして5才~11才の子どものワクチン接種ついてお話します。
新型コロナウイルスについて、オミクロン株感染の第6波は日本全体でも群馬県でもピークは過ぎたように見えますが、感染減少のスピードが今までの波よりもかなり緩慢な状態になっています。また、オミクロン株の派生型BA.2が世界の流行の主流になっています。BA.2は従来のオミクロン株よりもさらに感染力が強いタイプです。日本でも従来のオミクロン株からBA.2に置き換わりつつあり、5月の第1週には93%が置き換わると推定され、6月第1週には100%が置き換わると推定されています。BA.2により、次の第7波が起きると予想されています。
また、新規感染者は若い世代が増えており、10代と20代の合計が新規感染者の半数以上になっています。若い世代は3回目のワクチン接種を受けようとしない人が多く、懸念されています。若い世代は感染しても無症状か軽症が多い傾向がありますが、若い世代の無症状の約30%に後遺症が発生したという調査結果があります。後遺症は全身のだるさや嗅覚・味覚の障害が続きます。3回目のワクチン接種が重要な感染対策であり、3回目をできるだけ早く接種をするようにしてください。
さらに、11才以下の子どもたちにも感染が広がっており、学校や保育園で集団感染が増えています。感染しても子どもは正確に症状を訴えられないことに注意が必要です。子どもの様子がいつもと違うことがないか、従来以上に気を付けましょう。5才~11才 の子どもについても2回の接種を受けられます。接種時期などについて、お住いの自治体の広報などを確認してください。ワクチン接種は無料です。
4月は、新たに学校に入学したり会社に就職したりする時期であり、人が集まりやすい時期です。体調が悪い場合はイベントや会食に参加しない、多数の人が密集し、かつ、大声の発生を伴う行事やパーティには参加しないようにしましょう。また、マスクをする、他の人との距離を保つ、手洗いをするなどの基本を継続することが大事です。
新型コロナウイルスにかかっているか心配になった場合、027-212-0010へ電話をしてください。1日24時間、365日の対応をしています。ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語など、19の言語に対応しています。また、新型コロナウイルのスワクチンについてわからない場合は、0570-783-910に電話してください。これも1日24時間、365日の対応です。コロナ以外についてもいろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は5月27日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。