みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をポルトガル語でお伝えしています。今回が第101回です。
今回は、今増えている手足口病と新型コロナウイルスの感染の注意についてお話します。
手足口病は、日本全国で感染が増えています。群馬県でも、感染に対する警報が出ています。手足や口の中、唇に小さい水疱(すいほう)ができることと発熱が主な症状です。患者の約90%は5歳以下の子どもです。潜伏期間は3~4日で、軽い発熱に続いて、手のひらと足の裏などに小水疱ができ、のどや舌にも発疹ができ、のどが痛むことがあります。大人が感染すると、痛みが強く出ることが多いです。
群馬県では、例年は初夏から秋にかけて多く感染が出ますが、今年は、早く始まり、6月から警報が出されています。
感染経路は、くしゃみなどで出る飛沫による場合と、水疱の中や便の中のウイルスが、触った手を通して口や眼に入って感染する場合があります。そのため、子どもたちが集団生活をする保育園や幼稚園で集団感染が起こりやすいです。
予防方法は、①アルコール消毒が効きにくいため、手指を石けんと流水でよくあらうこと、また、帰宅したときに手洗いとうがいをしましょう。②プールでのタオルの共用はしないでください。症状がある人は、自宅でもタオルの共用はしないでください。
次に、2019年暮れから始まった新型コロナウイルスの感染流行ですが、夏や冬に感染が拡大する傾向があります。今は、新たな変異株「KP.3」が流行していて「第11波」と言われています。全国でも群馬県でも、感染が増えているので注意しましょう。旅行などで人の移動が増えるお盆(8月13日~8月16日)のあとに感染がさらに拡大する傾向にあるので特に注意しましょう。
予防としては、①手洗い、② 人が多くいる場所や近接した会話をできるだけ避けることや、避けられない場合はマスクの着用をすること、③ 暑いのでエアコンの効いた部屋で過ごす時間が長くなりますが、こまめに換気すること、などです。マスクの着用は、熱中症にかからないよう注意しましょう。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は9月20日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。