みなさん、おはようございます。日本で暮らすみなさんに役立つ情報をポルトガル語でお伝えしています。今回が第106回です。
今回は、火災を防ぐための注意についてお話します。
ブラジルやペルーでは火災が多く発生するのは8月から11月ですが、日本では12月から4月が火災が特に多く発生する時期です。また、ブラジルやペルーではアマゾンの森林火災が特に多く、ブラジルでは昨年は2010年以来最多の森林火災が発生し、非常事態宣言が出されました。
一方、日本では住宅火災が多いです。日本の住宅は木造建築が多いので、空気が乾燥する冬は建物や家具に含まれる水分量も少なくなり、引火しやすくなります。また、冬は寒いのでストーブなどの暖房機器やお湯を沸かすコンロを使うことが増えます。火を扱うことが増えれば火災のリスクも高まるので、冬の火の取り扱いは十分注意する必要があります。
全国や群馬県の火災の原因で最も多いのが「たばこ」です。
住宅の火災を予防して命を守る「4つの習慣、6つの対策」を守りましょう。
「4つの習慣」は、①寝たばこは絶対にしない、させない。②ストーブのまわりに燃えやすいものを置かない。③コンロを使う時は火のそばを離れない。④電気のコンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。「6つの対策」は、①火災の発生を防ぐために、ストーブやコンロは安全装置のついた機器を使う。②火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検して、10年を目安に交換する。③火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、燃えにくい「防炎品」を使う。④火災を小さいうちに消すために、消火器を設置して使い方を確認しておく。⑤お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保しておく。⑥防火火災訓練への参加などで、地域ぐるみの防火対策をする。
火災を消防署に通報する電話番号は、日本は119番です。119番は病気などの救急車にも対応しているので、 119番にかけると最初に聞かれるのは「火事ですか、救急ですか」です。続いて、名前と住所、そして近くに何か目標になる建物があるか聞かれます。群馬県の119番は、電話通訳センターを介した多言語対応になっています。ポルトガル語、スペイン語、英語、中国語、韓国語やその他の言語に対応しています。
いろいろと困ったことについては、群馬県の「ぐんま外国人総合ワンストップセンター」(電話027-289-8275)に相談してください。祝日や年末年始以外の月曜から金曜の9時から17時まで相談できます。
今日の放送の内容は以下のホームページで、文章でも知ることができます。
https://jp-ed-gcommunity.jimdofree.com/
来月の放送予定は2月21日(金)の朝8時5分頃から5分間ほどです。また聴いてくださいね。